本ページでは、「中小企業診断士とはどのような資格?」「中小企業診断士になるには?」「中小企業診断士の試験内容や合格率は?」といった疑問に答えるため、
中小企業診断士の基本的な情報や資格試験の概要をご紹介します。
基礎情報
中小企業診断士の資格に関する基礎情報は以下の通りです。
資格名称 | 中小企業診断士 |
資格分類 | 国家資格 |
根拠法 | 中小企業支援法(第12条) |
管理・認定団体 | 経済産業省 |
試験実施機関 | (一社)中小企業診断協会 |
開始年 | 1952年 |
年間試験回数(実施月) | 1回 |
受験資格 | なし |
合格者数/受験者数(2021年度) | 第1次試験:5,839人 / 16,057人 第2次試験:1,600人 / 8,757人 |
合格率(2021年度) | 第1次試験:36.4% 第2次試験:18.3% |
資格・試験情報リンク | 中小企業診断協会「中小企業診断士試験」 |
試験の概要
中小企業診断士の試験の概要は以下の通りです。
実施時期 | 第1次試験:8月 第2次試験:10月-11月(筆記)、1月(口述) |
受験資格 | なし |
出題形式 | 第1次試験:多肢選択式 第2次試験:筆記試験・口述試験 |
出題範囲 | ○経済学・経済政策 ○財務・会計 ○企業経営理論 ○運営管理(オペレーション・マネジメント) ○経営法務 ○経営情報システム ○中小企業経営・中小企業政策 |
合格基準 | 第1次試験 ・総点数の60%以上 ・満点の40%未満の科目が1つもない 第2次試験 ・筆記試験における総点数の 60% 以上 ・筆記試験における満点の 40%未満の科目が1つもない ・口述試験における評定が 60% 以上 |
受験料 | 第1次試験:14,500円 第2次試験:17,800円 |
また、直近5回分の申込者数・受験者数・合格者数及び合格率は以下の通りです。
【第1次試験】
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2017 | 20,118 | 14,343 | 3,106 | 21.7% |
2018 | 20,116 | 13,773 | 3,236 | 23.5% |
2019 | 21,163 | 14,691 | 4,444 | 30.2% |
2020 | 20,169 | 11,785 | 5,005 | 42.5% |
2021 | 24,495 | 16,057 | 5,839 | 36.4% |
直近5年の 平均 | 21,212 | 14,130 | 4,326 | 30.6% |
【第2次試験】
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2017 | 4,453 | 4,279 | 828 | 19.4% |
2018 | 4,978 | 4,812 | 905 | 18.8% |
2019 | 6,161 | 5,954 | 1,088 | 18.3% |
2020 | 7,082 | 6,388 | 1,174 | 18.4% |
2021 | 9,190 | 8,757 | 1,600 | 18.3% |
直近5年の 平均 | 6,373 | 6,038 | 1,119 | 18.5% |
主な仕事内容・活用できる職業/職種
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。
中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。
企業の成長戦略の策定に対する助言、成長戦略の実行に向けた計画策定に対する助言を行うほか、行政や金融機関が行う中小企業への施策の適切な活用支援なども含めた、幅広い助言・支援を行います。
また、中小企業診断士資格を取得する上で求められる知識・技能は、経営者や企業内の管理職として活躍する際にも広く応用することができます。