社会保険労務士(社労士)の基礎情報

本ページでは、「社会保険労務士とはどのような資格?」「社会保険労務士になるには?」「社会保険労務士の試験内容や合格率は?」といった疑問に答えるため、
社会保険労務士(社労士)の基本的な情報や資格試験の概要をご紹介します。

基礎情報

社会保険労務士(社労士)の資格に関する基礎情報は以下の通りです。

資格名称社会保険労務士
資格分類国家資格(業務独占資格)
管理・認定団体厚生労働省
試験実施機関全国社会保険労務士会連合会
開始年1968年
年間試験回数(実施月)1回(8月)
受験資格あり
合格者数/受験者数(FY2021)2,937人 / 37,306人
合格率(FY2021)7.9%
活用できる主な職業・職種社会保険労務士事務所(勤務・独立)、企業内社労士
資格・試験情報リンク全国社会保険労務士会連合会 試験センター「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」

試験の概要

試験の概要は以下の通りです。

実施時期8月
受験資格「①学歴」「②実務経験」「③厚生労働大臣の認めた国家試験合格」の3つに分けられ、
この中のいずれか1つを満たしている必要がある
※詳細は社会保険労務士試験オフィシャルサイト(下記リンク)参照
全国社会保険労務士会連合会 試験センター「受験資格について」
出題形式選択式(80分)
択一式(210分)
試験科目数 選択式:8科目(計8問、40点)
択一式:7科目(計70問、70点)
出題範囲・労働基準法及び労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法
 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
・雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
・労務管理その他の労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
合格基準選択式及び択一式のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに設定
受験料15,000円

また、過去5年間の申込者数・受験者数・合格者数及び合格率は以下の通りです。

年度申込者数受験者数合格者数合格率
201749,902人38,685人2,613人6.8%
201849,582人38,427人2,413人6.3%
201949,570人38,428人2,525人6.6%
202049,250人34,845人2,237人6.4%
202150,433人37,306人2,937人7.9%
直近5回の
平均
 49,747人 37,538人 2,545人 6.8%

主な仕事内容・活用できる職業/職種

社会保険労務士法上、社労士の業務は以下のように規定されています。

  1. 労働社会保険諸法令に基づく申請書等の作成・提出手続代行(1号業務)
  2. 労働関係の紛争解決手続代理
    ※紛争解決手続代理業務試験に合格し、「特定社会保険労務士」の資格を取得した者のみ
  3. 労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類の作成(2号業務)
  4. 人事労務管理のコンサルティング(3号業務)

上記のうち、1から3までの業務については、国家資格に基づく社労士の独占業務となります。

社労士取得後は、社労士事務所での勤務のほか、社労士として独立、企業内社労士として勤務、などのキャリアが挙げられます。

その他、社労士の仕事の詳細については、全国社会保険労務士連合会のホームページ(以下リンク)よりご覧ください。
全国社会保険労務士会連合会「Top」

関連資格

社会保険労務士の資格は、人事・労務系の資格の一つに位置付けられます。
人事・労務系の資格には、キャリアコンサルタントや労働安全コンサルタント・労働衛生コンサルタントといった資格があり、合わせて取得することで、人事・労務の専門性をより深めることができます。
人事・労務系の他の資格については、以下のリンクより詳細をご覧ください。

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